お悩みの項目Skin problem
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しみと一言で言っても様々な種類があり、混在している方も多くいらっしゃいます。当院では肌診断機(re-Beau2)やダーモスコープという拡大鏡を用いて診察を行います。しみの種類によって治療法は異なりますので、まずはしっかりと診断をつけることが大切です。
- 老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
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中年以降の男女に生じます。主に顔や腕、手の甲など紫外線が当たる部位にできます。境界がはっきりとした茶色からこげ茶色の円形のシミです。このシミの下に薄い肝斑を合併することもあります。
- そばかす
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多くは遺伝性で、5~6歳頃から頬、首、腕などの紫外線が当たりやすい部位に、数㎜程度の小さなシミが多発するようになり、思春期に目立つようになります。特に紫外線の強い夏に悪化する傾向があります。
- 治療について
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遮光をし、次のような治療を組み合わせて行っております。
- 肝斑(かんぱん)
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30歳以降から発症し、額、頬や口の周りに左右対称性にみられるシミです。原因として、妊娠、薬剤(ピル、抗てんかん薬など)、皮膚への刺激(洗顔時にゴシゴシ洗う、マスクの擦れなど)、紫外線などが挙げられます。
- 治療について
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まずは遮光、適切なスキンケア、効果の高いトラネキサム酸の内服を中心に、次のような治療を組み合わせて行っております。
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- 小じわ
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肌表面の乾燥によって表皮に現れるちりめんじわや、紫外線(光老化)により真皮のコラーゲンやエラスチンの減少により小じわが出現します。目元によく見られます。
- 治療について
- 表情じわ
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笑ったり、怒ったりするときに、表情筋とよばれる筋肉の収縮(緊張)によってしわが現れます。本来は一時的なものですが、加齢に伴い深いしわへと進行し、表情を作っていない時も消えなくなります。眉間や額、目尻、鼻、顎によく見られます。
- 治療について
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加齢による変化、紫外線、乾燥などによるダメージで、具体的な症状ではありませんが、お化粧ののりが悪くなったり、肌のキメが粗く感じたり、肌の色がくすんできたりというお悩みがでてきます。
美肌を維持するために、バランスの良い食事、睡眠、紫外線対策、洗顔でしっかりと汚れを落とす、保湿をすることは大切です。美容医療の力をかりてお肌のお手入れをすると効果が高まります。- 治療について
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中年以降に繰り返す顔面のほてり感や発赤を初期症状として、次第に鼻や頬を中心に持続性の赤ら顔を形成します。慢性化するとニキビのような赤いブツブツや膿をもったブツブツを伴う皮膚疾患です。原因ははっきりとはわかっていませんが、悪化因子として、紫外線、外気温の急激な変化、刺激のある食べ物やアルコールの摂取、精神的なストレスなどが知られています。
- 治療について
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- メトロニダゾール軟膏
- IPL光治療
- 酒さは慢性的に経過しますので、治療のゴールは酒さの不快な症状を最小限にし、悪化要因の対策を行いながら副作用の少ない治療を継続することです。
- 保険での治療はテトラサイクリン系抗菌や漢方薬の内服療法などです。
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男性型脱毛(AGA)は思春期以降の男性にみられる進行性の脱毛で、一般的にジヒドロテストステロン(DHT)や遺伝が関係すると言われています。DHTが髪の毛の成長期を短くするため、薄毛が進行します。頭の生え際や頭頂部のどちらか一方、あるいは双方から脱毛が始まり、進行していくのが特徴です。
- 治療について
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プロペシア®(ジェネリック:フィナステリド®)
プロペシアはテストステロンをDHTに変換する2型5α還元酵素の働きを阻害することでDHTの産生を抑え、抜け毛・薄毛を改善させるAGA治療薬です。世界中で広く利用されており、日本でも2005年より承認・発売されている薬剤です。
ザガーロ®(ジェネリック:デュタステリド®)
ザガーロは1型および2型5α還元酵素の働きをともに阻害することでDHTの濃度を低下させ、抜け毛・薄毛を改善します。プロペシアに次いで厚労省に承認されたAGA治療薬です。日本で2015年に承認を受け2016年より発売開始されています。
- 価格表
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治療薬 錠数 価格(税込) プロペシア® 28錠 8,640円 フィナステリド®(プロペシア®の後発品) 28錠 5,400円 ザガーロ® 30カプセル 10,800円 デュタステリド®(ザガーロ®の後発品) 30カプセル 7,560円 上記価格表には初診料・再診料は含まれておりません。あらかじめご了承下さい。